旧家所蔵資料10

市内の旧家所蔵資料の紹介10回目。今回は、明治時代に北海道で採取されたと思われる縄文時代草創期の石器「尖頭器」です。 長さ14㎝、幅3.4㎝を測る黒曜石製の尖頭器で、厚紙の左側に糸で括り付けられています。尖頭器は、槍の穂先のように棒に付けて狩猟に用いられた打製石器です。 厚紙の右側には「石器時代矢の根石 凡参千年■前 明治貮拾八年拾月求之 石橋北海■人」と鉛筆で記されています。尖頭器には「根…

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旧家所蔵資料4 石棒

市内旧家所蔵資料の紹介4回目。今回は、縄文時代の石棒です。 完形で、長さ70㎝程の大形品です。石材は緑色片岩。両端部にこぶ状の膨らみがある両頭石棒です。 石棒は、子孫繁栄を祈願する祭祀に関連した呪術的な道具として使用されたと考えられており、縄文時代中期~後期にかけて盛行し、弥生時代前半期まで使用される石製品です。 この石棒も残念ながら出土地や入手経路は不明です。 ちなみに、日本最大の石棒…

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旧家蔵出資料3 脚付石皿

市内旧家所蔵資料の紹介3回目。今回は、縄文時代の脚付石皿です。 完形品で、上面は中央が磨れて窪んでおり(写真上)、下部には丸い脚状の突起が3か所ついています(写真下)。石材は安山岩製で、縄文時代中期~後期に属するものと推測されます。 石皿は、木の実などの堅果類や根茎類を磨り潰すために、磨石とセットで用いられたと考えられています。脚付の石皿は珍しく、住居内で使用されたと考えられており、据付石皿…

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上北浦遺跡出土「岩版」速報展 巡回展のお知らせ

 4~6月に発掘調査した上北浦遺跡の遺物が、以下の日程で熊谷市立図書館 郷土資料展示室と熊谷市立妻沼展示館に巡回展示されることになりました。10月頃、埼玉新聞と毎日新聞に掲載された「岩版」のほか、縄文時代後・晩期の耳飾・土偶・石棒・骨角器などが展示されています。この機会にぜひ御覧になっていただければと思います。 ○巡回日程  ・熊谷市立図書館郷土資料展示室  会期:令和4年1月…

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上北浦遺跡から出土した呪術関連遺物2

 江波の上北浦遺跡では、前回紹介した岩版のほかに縄文時代の祈りやまじないなどの呪術儀礼に関連する遺物として耳飾り、土偶、骨角器が出土しました。  耳飾りは、耳たぶに開けた穴にはめ込むもので、成長に伴って穴を大きくしながら耳飾りの直径も大きくしたと考えられます。写真上段のいちばん左のものは直径6.5㎝、下段のいちばん左のものは直径2.7㎝です。使用する粘土や施す文様によって精製のものと粗製の…

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上北浦遺跡出土「岩版」

 4月~6月にかけて発掘調査を実施した、市内江波地内に所在する上北浦遺跡より、縄文時代晩期の岩版が出土しました。      岩版 表面                 岩版 裏面  岩版とは泥岩などの軟らかい石材に文様を彫り込んだ遺物で、縄文時代晩期に東北地方から関東地方を中心に出土しています。護符(お守り)として使用されたと考えられています。  上北浦遺跡の岩版は凝灰質泥岩製で、全体…

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