大神宮2

明治32(1899)年11月2日に竹井澹如が再建した大神宮の立面図が、竹井家に残されていたので紹介します。
1枚目の写真は、正面立面図です。「長押」「三尺七寸五ト」「口七尺五寸」と記されています。長押(なげし)は、建物の壁面を囲む化粧部材です。屋根は茅葺ではなく、銅板葺きに変更されているようで、棟と直角に並べられた丸木の鰹木(かつおぎ)が描かれています。
2枚目の写真は、側面立面図です。「長押」「四尺五寸」「土臺」と記されています。屋根には、長方形の風切り穴が開けられた外削ぎの千木(ちぎ)が付けられています。
3枚目の写真は、鳥居や常夜灯、外構のスケッチ図です。鳥居は丸い自然石で根固めされ、「根ヨリ四尺五寸」に「指口」、「金鋲」は「御柱共六ヶ所」と記されています。「撫石」と記された石が描かれており、参拝者が願いを込めて撫でることで、ケガレを祓い、病気平癒や願望成就をもたらすために設置された石と思われます。左側の先端が斜めに切られた板材は、長方形の風切り穴があることから千木のデザインと思われます。
この大神宮は、昭和5年に竹井耕一郎が祠境を大増築しており、堤外にあったことから、昭和20年の熊谷空襲からも戦火を免れましたが、戦後の復興事業により、取り壊されています。
再建された大神宮の様子がわかる貴重な資料です。
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