発掘調査と学生運動

今回紹介するビラは、1973年7月20日付けで考古学を専攻する学生団体により、市内の道路建設に伴う発掘調査に反対するために作成・配付されたものです。
1960年代から70年代にかけて、日本の経済発展に伴い、各地で大規模な開発事業が推し進められ、新たに開発に伴う発掘調査費用の負担などのルールが整備されていきました。
1960年代後半からは、政治・社会体制に反対する学生運動が各大学で顕著となり、考古学を専攻する一部の学生からも、埋蔵文化財行政や開発に伴う発掘調査の在り方について大きな反発が生まれました。
開発事業を体制側の歴史破壊と位置づけ、「歴史(これまでの歩み)を破壊して、土台を破壊して何を作ろうというのか!」とアピールしています。
当時の発掘調査を取り巻く社会情勢の一端を示す資料です。
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