きかは便郵164

昔の熊谷地域の絵葉書紹介164回目。今回は、「澹如翁思慕図」です。

「千江有水千江月 萬里無雲萬里天」と記されており、下部に竹井澹如(1839-1912)の肖像が描かれています。
原典は不明ですが、掛け軸になっていたものをスケッチしたものと思われます。
左下には、「昭和十五年四月六日」と記されており、宛名面上端の記載が「きがは便郵」となっていることから、製作年と判断されます。

「千江有水千江月 万里無雲万里天」は「千の川に水あれば千の川に月あり、万里に雲なければ万里に天あり」と読み、「どんな状況でも、あるがままを受け入れれば、すべてが本質を映し出す」という禅の教えを表す言葉です。出典は、此菴禅師(中国南宋時代の臨済宗楊岐派の禅僧)の『嘉泰普燈録』です。
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