駅弁掛け紙35

熊谷駅の駅弁掛け紙紹介35回目。今回は、秋山亭の「御寿司」です。
三日月の枠の中に遠景に山と鳥が描かれ、右下にはすすきと籠目のイラストが描かれています。
「熊谷寺 西北八丁 熊谷堤の桜 南二丁 上岡観音 南一里」と記されています。
調製印は、昭和17年7月29日12時です。
この掛け紙と同じデザインのものが、清水屋で使用されています(https://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/syuzou/ekiben/ekiben-simizuya07.htm)。調整印は、昭和12年10月21日午前6時となっており、この掛け紙より5年前のものです。ただし、清水亭のものには、下の欄外に「鐵道構内営業人組合東京下谷中根岸山水社印行」と記されていましたが、秋山亭のものには印字されていません。
同じ掛け紙を同時期に同じ駅で使用していたとは思えないので、版元の印刷所が一緒であったため、清水亭で使用した後、秋山亭が使用したのかもしれません。清水亭と秋山亭で同じ図案の掛け紙を使用していた事例が、この他に2例程確認されており、他の駅では見られない珍しい事例です。

20250808131709579_0001-1.jpg

この記事へのコメント