きかは便郵161

昔の熊谷地域の絵葉書紹介161回目。今回は「熊谷名所熊谷堤上之花塚」です。
荒川の旧桜堤越しに、大神宮と大きな富士塚が写されています。きかは便郵159で紹介した写真には、旧桜堤脇に常夜灯が写っていますが、この写真には写っていません。
富士塚の頂部には、石組の基壇の上に置かれた石祠(富士浅間神社)が置かれています。塚の右手には、桜堤に接するように、石柱の玉垣で囲まれた石碑が建てられています。表題にあるようにこれが、「花塚碑」と思われます。この花塚碑は、明治35年(1902)に建てられたもので、碑表に「志ばらくは 花の上なる 月夜哉」という松尾芭蕉の句が刻まれています。熊谷の俳人四分一葉々(1863-1940)が建てた碑で、当時の石上寺と荒川堤にはみごとな桜が咲き誇っていたことから、吉野山の桜と同じようだとの思いを込めてこの句を碑にしたとされています。現在は、石上寺境内に移設されています。
この絵葉書は、大澤書店が、明治40年~大正7年の間に発行したものです。
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