渡唐神社の幟旗

市内三本の渡唐神社に掲げられていた長さ約11mの幟旗を紹介します。 この幟は、明治9年に根岸友山(1809-1890)が揮毫した幡を、昭和37年に作り替えたものです。 旗には「鴻名垂不朽 明治天王御宇八年秋九月生年是日奉恭建渡唐神社大前」「盛徳播無窮 大日本武蔵国大里郡三本邨氏子等畏覆白根岸友山再拝書昭和三十七年」と記されています。 読み方は、「鴻名は不朽を垂る」「盛徳は無窮を播く」で、明…

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熊谷駅観光案内所オープン

3月21日(金曜日)、熊谷駅2階コンコースに熊谷駅観光案内所がオープンしました。 この案内所は、熊谷市と(一社)熊谷市観光協会が連携し、熊谷市や近隣地域の観光情報を一元的に発信する施設です。 コンセプトは、「地域ならではのヒト・コト・食・文化等を発信」、たくさんの「いいね!」を知ってもらう場を創出します。 年中無休(年末年始を除く)で、営業時間は9時から18時までです。 踊る埴輪もお出迎…

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子来道士墓誌

大我井神社境内に建てられている「子来道士墓誌」を紹介します。 この石碑は、大我井神社社掌橋上福高が祖父「乗雲」のため、寺門静軒(1796-1868)に撰文を依頼し、鈴木交陵が揮毫したものです。石工は須藤永裕で、石材は根府川石(安山岩)。 本碑は、橋上家の菩提寺である花蔵院に建てられていましたが、墓地整理の際に大我井神社境内に移したものです。 「子来」は字で、名は「乗雲」。武州妻沼の当山…

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さきたま史跡の博物館 テーマ展「小敷田遺跡」

さきたま史跡の博物館 テーマ展「小敷田遺跡」 さきたま史跡の博物館では、以下の日程で行田市小敷田遺跡のテーマ展示を行っています。 約40年前に発掘され、弥生時代・古墳時代・奈良・平安時代にそれぞれ新しい発見があった著名な遺跡です。今回の展示では、それをギュッと凝縮された内容となっています。  約3年前に発掘し、隣接する本市池上遺跡の成果も少しだけ紹介されています。  興味のある方は、ぜひ…

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「BUNKAZAI情報」第37号発行

江南文化財センターの情報誌「BUNKAZAI情報」第37号を発行しましたので、お知らせします。 昨年秋から現在までの本市の文化財保護事業について、「市民協働熊谷の力成田星宮地区歴史文化・芸術祭」「古代祭祀体験イベント」「上之土地区画整理地内遺跡発掘調査」「池上遺跡の整理作業」「第17回地域伝統芸能今昔物語」など多様な文化財の保護、啓発事業を中心に紹介しています。 こちらからダウンロードしてご…

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熊谷市指定有形文化財「銅造誕生釈迦仏立像」の新規指定について

令和7年2月25日付で、「銅造誕生釈迦仏立像」を熊谷市指定有形文化財に指定しましたのでお知らせします。 所在地:永井太田 所有者(管理者):正蔵寺(能護寺) 年 代:8世紀頃 像 高 8.92cm 本像は、目鼻を刻む以外は細部の表現を省略した、棒状の簡素な小金銅仏です。左手を挙げ、右手を垂下して直立し、左右の手は、それぞれ第二指を伸ばして天地を指していたものと考えられます。頭部は、高く…

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王子古墳2

市内弥藤吾に所在する石仏を紹介します。 この石仏は、かつて王子古墳の上に建てられていた観音堂を、昭和43年に行われた発掘調査を機に、現在の場所に移動したものです。 石仏は、風化が進んでおり、3つの破片がコンクリートで接合され、覆い屋に納められています。縦160㎝、横110㎝、厚さ35㎝ほどで、石材の前面は、石仏を囲むように、106㎝×84cm程の方形に12㎝程彫下げた仏龕(ぶつがん)を造出し…

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王子古墳1

市内弥藤吾の王子古墳を撮影した写真を紹介します。 王子古墳は、直径28.5m、高さ1.5mの円墳で、石室は、砂粒・角閃石を多く含む凝灰岩の切石による横穴式石室と推測されますが、形状は不明です。 古墳の石室に使用された石材は、その特徴から、王子古墳から約15km離れた、群馬県太田市の藪塚周辺の八王子丘陵で産出する薮塚石と呼ばれる溶結凝灰岩です。古墳築造にあたり、約15km離れた石切り場で石材を…

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和算家飯田重太郎

市内河原明戸の和算家飯田重太郎(1874-1952)を紹介します。 重太郎は、明治7年(1874)飯田沖次郎の次男として生まれ、23歳の時、飯田善右衛門の養子となりました。 明治27年(1894)に清水定次郎鎮義の塾に入り、和算を学び、明治38年(1905)自宅に和算塾を開きました。重太郎は、性格温厚にして、懇切丁寧に弟子を指導したことから、県内各地より90余名の生徒を集めました。 昭和2…

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03 東別府祭ばやし保存会【第17回地域伝統芸能今昔物語 妻沼中央公民館 大ホール 2024.11.23撮影】

令和6年11月23日(土・祝)に、妻沼中央公民館大ホールで行われた「第17回地域伝統芸能今昔物語―埼玉県熊谷市・伝統芸能の力―」で披露された、東別府祭ばやし保存会による「東別府祭ばやし」を紹介します。 東別府祭ばやしは、江戸時代中期の 1700 年代から東別府神社の祭礼で奉納されるお囃子で、毎年 7 月下旬の夏祭りに、神輿が各地区を巡行するのに合せて囃子連が同行し、祭りを盛り上げます。囃子の演…

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